みなさんは稚内に行ったことがあるでしょうか?
そう、日本最北端の宗谷岬がある町ですね。
僕は日本の端っこが大好きなのでもちろん行ったことがあります(笑)
そんな日本のてっぺん稚内の観光スポットを紹介していきたいと思います
1.稚内市とは
稚内市の人口は3万3000人(2020年現在)です。
人口だけ見ると少なく感じる人もいるかもしれません。
しかし、中心部に民家が集中していること、宗谷地方の経済や行政の中心地であることから、町の規模は人口以上な感じがします。
このようにバスが1時間に4~5本走っている区間も存在します。
2.稚内中心部の観光
・ノシャップ岬
稚内中心部の観光でまず行きたいのが、ノシャップ岬です。
宗谷岬と共に北海道の北の果てにある岬ですが、稚内市街地から近く行きやすいです。
また、夕日の名所としても有名です。
イルカのモニュメントもあります。
・ノシャップ寒流水族館
ノシャップ岬の横にはノシャップ寒流水族館という水族館があります。
北方系の生き物を中心に100種1500匹ほどが展示されています。
個人的に楽しかったのはアザラシへの餌やり体験です。
100円で餌を購入できるのですが、餌を持ってアザラシのいるプールに行くと、アザラシが餌欲しさにこちらを見つめてきます。
中には鳴き声をあげたり、まるで芸のように腕をバシャバシャさせたりと、かわいい姿を見せてくれます。
・稚内駅
2011年に駅舎がリニューアルされ、綺麗になりました。
駅には様々な商業施設が入っており、駅の利用客より観光利用のお客さんが多そうです。
最北端の駅として、記念碑が設置されています。
・夕日が丘パーキング
高台にあり、景色がとても綺麗な駐車場です。
特に夕暮れ時は絶景で、海に沈みゆく夕日を眺めることができます。
また、晴れた日には海の向こうに利尻富士を見ることもできます。
また、このあたりを境に稚内の市街地と郊外が分かれます。
一方は住宅密集地、もう一方は自然豊かな北海道らしい景色。
そのギャップが面白いです。
・うろこ市
稚内駅から南に10分くらいの海沿いにあるお店で、僕が2013年に初めて稚内を訪れた時に行った思い出のお店です。
その時食べたのはバフンウニとムラサキウニにイクラまで加えた豪華な海鮮丼で、ウニはトロトロ、イクラはプリッとしていてとてもおいしかったのを覚えています。
その時は記録程度に撮影していたため、自転車のグローブが後ろに写っており、見苦しいですね
m(__)m
※メニューは変わってしまっているかもしれません。
・エゾシカ
観光名所ではないですが・・・
北海道の至る所に生息するエゾシカ、もちろん稚内にもいます。
僕が2月に行ったときは市街地に突然現れました。
ドライバーの皆さん、運転時にはスピードの出しすぎにはご注意ください(笑)
3.宗谷岬周辺の観光
はるばる稚内まで来たのだから、是非最北端の宗谷岬までは行きたいところ。
宗谷岬までは稚内の市街地からは車でも40分程かかります。
地図だと結構近く見えますが、そこは北海道。思ったよりも距離があります。
・宗谷丘陵
宗谷岬を目指すとき、車なら必ず立ち寄りたいのがこの宗谷丘陵です。
日本離れした緩やかな丘陵地帯が延々広がっているのが見えます。
なだらかな地形は2万年前の氷河期に形成されたものらしいです。
草原となっているのは、元々あった樹木が明治時代に火事で焼けてしまったからだそうです。ここの辺りは気温が低く、風も強いため、今に至るまで樹木は回復していないそうです。
遠くには風車も。雰囲気素晴らしい・・・
牛が放牧されており、牧歌的な雰囲気も味わえます。
・白い貝殻の道
宗谷岬周辺には、稚内フットパスと呼ばれる散策コースがあります。
そのコースにホタテの貝殻を敷き詰めたものが、この白い貝殻の道です。
元々ホタテの貝殻は使い道がなく、ゴミとして捨てていたようです。それを稚内市の観光課が「観光に使えるかも」と考え、道いっぱいに敷き詰めたそうです。
緑の草原の中を通る真っ白な道、晴れた日は特に美しい景色になります。
・宗谷岬
みなさんが一度は目にしたことがあるでしょう、最北端を示す石碑が象徴的な日本最北端の場所です。
※本当の最北端はここから約1キロ西北西にある弁天島という島なのですが、普段は立ち入ることができません。
観光シーズンになると多くの人がやってきて、最北端の石碑の前で写真を撮っています。
写真撮影で並ぶこともしばしばで、その時は次の人が前の人の写真を撮ってあげるという暗黙のルールがあるそうです。
周囲には土産屋が何店もあり、最北端到達の証明書を購入することもできます。
・宗谷岬公園
宗谷岬から内陸に坂を登って行くとある公園です。
とても展望がよく、運がいいと宗谷海峡の先に樺太を見ることができます。
(上の写真、よく見ると島があるのわかりますか?)
近くには飲食店もあり、塩ラーメンや宗谷牛のハンバーグなどを食べることもできます。
このあたりはかつて国防の要衝だったこともあり、旧海軍の望楼が残されているほか、太平洋戦争中の海戦で亡くなった人への慰霊碑があります。
開放感と共に、少し寂しさを感じる場所です。
稚内から宗谷岬までは路線バスも走っています。
時刻表は以下の通りです。
稚内駅⇒宗谷岬
09:39⇒10:29
13:20⇒14:10
16:12⇒17:02
19:30⇒20:20
宗谷岬⇒稚内駅
07:21⇒08:26
08:44⇒09:46
11:14⇒12:14
14:55⇒15:53
以前はもっと本数があったのですが、過疎化によりかなり減ってしまいました。
料金は片道1420円ですが、稚内駅前ターミナル窓口にて往復2560円の割引切符も売っています。
4.アクセス
ここでは稚内へのアクセスを紹介します。
・飛行機
稚内空港へは全日空で新千歳空港から1日2便、羽田空港から1日1便(繁忙期は2便)運行されています。
関東の方は羽田空港からの直行便、それ以外の方は新千歳空港で乗り換えることになります。
新千歳便の発着はお昼と夕方、羽田便の発着はお昼なので、「朝早くから稚内で観光したい!」というのは難しいかもしれません。
稚内空港HP
バスは飛行機に合わせて運行していますが、稚内の市街地方面にしか行きません。
宗谷岬へは向かわないので、稚内市街地で乗り換えるようにしましょう。
・鉄道
1日3往復、旭川・札幌方面へ特急列車が走っており、旭川まで3時間40分程、札幌まで5時間10分程で結んでいます。(一部列車は旭川で乗り換えの必要あり)
朝・昼・晩とバランスよく発着しているので、目的にあった利用がしやすいです。
また、飛行機より運休のリスクが低いことも利点です。
通常の運賃は特急券込みで以下のようになります。
稚内⇔旭川(片道)
円(乗車券円+特急券円)
稚内⇔札幌(片道)
円(乗車券円+特急券円)
また、以下で紹介する切符を使うと安く行くことができます。
「えきねっとトクだ値」
無料で登録することができ、割引乗車券を購入することができます。
席数限定ですが、割引率はかなり高いです。
稚内⇔旭川(片道)
4440円
稚内⇔札幌(片道)
7200円
「指定席往復割引きっぷ(Rきっぷ)」
こちらは札幌発着のみですが、往復の指定席特急券がついて以下の値段になります。
夏季(4月1日~11月30日):13310円
冬季(12月1日~3月31日):14410円
・高速バス
わっかない号・はまなす号が札幌との間を1日6往復しています。(1往復は夜行)
所要時間は5時間50分と、鉄道より若干時間が掛かります。
運賃は片道6200円、往復11300円です。
いかがでしょうか?
大自然あふれる最北端の町稚内へ、ぜひお越しください!
Simplicity | 内部SEO施策済みのシンプルな無料WordPressテーマ
コメント