【中央部編】佐渡は金山とトキだけじゃない!ドライブにオススメのスポットを紹介

新潟県

前回、佐渡の北部いわゆる「大佐渡」の名所や観光地を紹介してきました。

今回紹介するの島の中央部分。

こちらは打って変わって平坦で、水田が多くみられます。

さすが米どころ新潟県だという感じがします。

そんな島の中央部の名所を見ていきましょう。

 

1.トキの森公園

佐渡といえばやはりトキ。

佐渡とトキには切っても切り離せない関係があります。

そんな佐渡とトキの歴史について学べるのが、このトキの森公園。

「トキ資料展示館」と「トキふれあいプラザ」の2つの建物と、トキの飼育・繁殖を行っている建物があります。

私が訪問した時は、入り口に佐渡のマスコットである「サドッキー」がいました。

 

1.トキ資料展示館

トキの生態や日本での生息の歴史、骨格標本などが展示されている資料館です。

資料からは生息数が減りつつあるトキと、それを守ろうとする人々の思いが伝わってきます。

日本産最後のトキである「キン」と、「キン」に懐かれ保護することをためらう島民とのエピソードは感動するものがあります。

 

また、ここから遠目にはなりますが、トキの飼育施設を見ることができます。

 

2.トキふれあいセンター

ゲージ越しに数羽のトキを見ることができる施設です。

二階建てとなっており、一階・二階どちらからもトキを観察することができます。

ゲージ内は広く草むらも多いため、トキの全身を見ることはなかなか難しいです。

これがトキの生態にあっているのでしょうね。

手前に池があるため、水浴びに来た時がチャンスとなりそうです。

 

3.飼育・繁殖棟

トキを飼育・繁殖させている施設です。

こちらはトキの森公園の約半分ものスペースを占めますが、立ち入り禁止の場所となっています。

 

国産のトキは絶滅してしまったため、現在飼育されているトキは中国がルーツとなっているものです。

ここで育てられたトキはやがて野生に返されることになっています。

2008年以降毎年トキが放たれており、少しずつですが、絶滅前に戻りつつあります。

施設情報
住所 〒952-0101 新潟県佐渡市新穂長畝383-2
営業時間 8:30~17:00(最終入場は16:30)
定休日 3月~11月は無休
12月~2月は月曜日休(祝日の場合開園し、翌日休)
年末年始
入場料 無料
アクセス
両津港から約15分、小木港から約50分。無料駐車場あり。
バス トキの森公園(南線)下車、すぐ。内巻(横宿線)下車、徒歩3分

2.トキのテラス

小高い丘にあり、野生のトキを観察するのに適した施設です。

駐車場から歩くと、↓のような建物が見えてきます。

建物の2階部分は観察施設になっており、望遠鏡が何台も設置されています。

また、様々なパネルが設置されており、トキとの共存の方法やトキの生態、これまでの放鳥の歴史について知ることができます。

屋上は展望台になっており、佐渡北部(大佐渡)の山々や、中央部の平野が見渡せます。

周囲より高いところにあるので、かなり広い範囲を眺めることができ、気軽に行ける展望スポットとしてオススメです。

また、少し離れたところには「佐渡トキ保護センター観察棟」という建物があります。

すぐ横にトキの順化ゲージがあり、運が良ければトキを観察することができます。

建物内には数は多くないものの、トキに関する資料や、飼育員の日記が置かれています。

施設情報
住所 〒952-0105 新潟県佐渡市新穂正明寺1277
営業時間 屋上は24時間開放
屋内観察室は9:00~17:00(4~11月)、9:00~16:00(12月~3月)
入場料 無料
アクセス
両津港から約15分、小木港から約50分。
バス 青木バス停(南線)下車、徒歩約30分。

3.佐渡乳業直売所:みるく・ぽっと

佐渡乳業は佐渡を本拠地とする会社で、牛乳・バター・チーズなどの乳製品を作っています。

中でもトキがデザインされた牛乳パックは人気があり、トキの形に切り取られた牛乳パックを島のあちこちで見かけることができます。

本社の脇に直売所があり、牛乳やソフトクリームなどいくつもの商品を味わうことができます。

中でもオススメはソフトクリーム。

佐渡の生乳をふんだんに使ったミルクソフトで、とにかく濃厚!

おやつとしてぜひ味わいたい一品です。

 

施設情報
住所 〒952-1211 新潟県佐渡市中興122−1
営業時間 10:00~16:00。
定休日 1月1日
アクセス
両津港から約35分、小木港から約45分。無料駐車場あり。     ※県道181号線から川沿いの細い道を入っていく形になります。
バス 佐渡病院前(本線、七浦海岸線、赤泊線、内海部線、小木線、国仲・金丸線、岩首線)下車、徒歩約5分。

 

 

4.尾畑酒造

1892年より長きにわたり佐渡で活躍する老舗の酒造メーカーです。

「真野鶴」という名の日本酒を造っています。

入り口ではビデオを使って酒造りの流れを動画で紹介してくれます。

中はシンプルですが、陳列されている酒の数も多く、試飲をすることもできます。

日本酒以外もトートバッグ・Tシャツ・ケーキなどを販売しています。

施設情報
住所 〒952-0318 新潟県佐渡市真野新町449
営業時間 8:00~17:00
定休日 無休
入場料 無料
アクセス
両津港から約30分、小木港から約30分。無料駐車場あり。
※駐車場は酒造の裏側にあります。立て看板はありますが、わかりにくいのでご注意ください。
バス 新町集落センター前(南線、小木線、赤泊線)下車、徒歩2分
または尾畑酒造前(南線)下車、徒歩1分

5.佐渡歴史伝説館

佐渡の歴史や伝説を、紹介している建物です。

門の上には、後述する佐々木象堂が作った、幸運を招く鳥といわれる「瑞鳥」のレプリカがあります。

中に入ると庭園が見えてきます。

建物はこの庭園の脇にあります。

中世、佐渡は罪人が流されてくる場所でもありました。

承久の乱で敗れた順徳天皇、その娘の慶子女王、日蓮宗の宗祖である日蓮聖人、能楽の祖である世阿弥・・・。

ここでは彼らの生きざまを、等身大の動く人形で表現しています。

照明や音も大迫力で、来館者に強いインパクトを与えています。

 

また、それ以外にもいくつか動く人形があるので紹介します。

↑佐渡に住む老夫婦が子供に話しかけるというシチュエーションの人形。

佐渡弁で語ってくれます。

佐渡の伝説である、安寿伝説、夕鶴伝説、おけさ伝説についても人形を使って表現しています。

こちらも小さいながら精巧に作りこまれており楽しめます。

また、佐渡出身で人間国宝である蝋型鋳金家の佐々木象堂の作品も展示されております。

入り口にあった瑞鳥もこの人の作品です。

 

このほかにも海鮮丼などが食べられる食堂や、土産店も併設されています。

土産店では瑞鳥をあしらったキーホルダーやゴルフマーカーなども販売されています。

施設情報
住所 〒952-0313 新潟県佐渡市真野655
営業時間 4~11月:8:30~17:00
12~3月:9:00~16:30
定休日 無休
入場料 大人:800円、子供:400円
アクセス
両津港から約35分、小木港から約30分。無料駐車場あり。
バス 佐渡歴史資料館(南線、小木線)下車、すぐ。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか?

佐渡の中央部には、トキの資料館や歴史伝説館など、佐渡の歴史や伝統・文化がわかる施設がたくさんあります。

酒造や乳業など、地域独自の味も楽しむことができます。

佐渡の味を感じたい方はぜひ中央部にお越しください。

 

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