北海道美深町。
北海道の北部に位置するこの町には、廃線跡を利用したトロッコがあります。
その名も「トロッコ王国美深」
廃線跡を利用したトロッコは各地にあるのですが、ここのトロッコの特徴は大自然の中を走れること。
そして、往復で10キロもの長距離を走れること。
今回はトロッコ王国美深を紹介していきたいと思います。
美深の市街地から山を進むこと30分、仁宇布(にうぷ)の集落が見えてきます。
集落といっても、山が開けた地域に家が数件あるだけのさみしい場所。
昔はもっと人がいたのですが、過疎化が進んでしまいました。
そんな仁宇布にトロッコ王国美深はあります。
HPのリンクはこちらになります。
右手の小屋で受付を済ませ、出発時刻まで待機します。
待機場にはコースの説明も載っています。
仁宇布から美深に向けてトロッコで5キロ走り、反対側に着いたらループして帰ってくる形です。
出発が近づくと係員から説明があります。
・エンジンを積んだトロッコを運転し、車と同じ操作方法なので、必ず運転免許を持った人が運転すること。
・途中、農道と交差する場所が何点かあり、安全のため必ず一時停止すること。
・前後のトロッコに近づきすぎないこと
説明が終わるといよいよ出発です。
このような小型のトロッコに乗ります。
グループごとに1台割り当てられており、仲間内で楽しむことができます。
画質はあまりよくありませんが、乗車時に撮った動画を公開します。
ガタンガタンという音を響かせながら進んでいきます。
木々の間を抜けたり・・・
広々とした草原の中を走ったり・・・
人家や人工物はほとんどなく、基本的に大自然の中を走ります。
大体20分くらい進むと、折り返し地点に到着します。
ここには係員がいて、全員のトロッコが到着するのを待ちます。
余談ですが、この折り返し地点、開設当初は行き止まり式で、レールを回転させてトロッコの向きを変えていたそうです。
それだと手間がかかるのか、写真のようなループ式に変更になりました。
さらに余談で、写真では時計回りにループしていますが、現在は反時計回りにループをします。
全員が折り返し地点に着いたら、前の人から順番に折り返していきます。
帰りは坂道を登っていく形になります。
アクセルを強く踏まないとトロッコはなかなか進みません。
時々野生生物に出会うことがあります。
この時はキツネに出会いました。
自然が多い場所ならではの光景ですね。
線路を横切ることもあるので注意しましょう。
やがて前方にトロッコ王国美深が見えてきたら、往復10キロの旅も終わります。
係員の誘導に沿ってトロッコを停めて下車しましょう。
下車後は自然解散となります。
次にトロッコ王国美深へのアクセスを紹介いたします。
~車の場合~
・美深市街地から約25分
・旭川市街地から道央自動車道経由で約2時間
敷地内に無料駐車場があります。
~公共交通機関の場合~
JR宗谷線美深駅よりデマンドバスで約30分
※デマンドバスのため、予約が必要です。詳しくは下記をご覧ください。日曜日は運休なので注意しましょう。
いかがでしょうか?
トロッコ王国美深の周辺にはほかにも、湧水地があったり、松山湿原、雨霧の滝、深緑の滝など、自然豊かな名所がたくさんあります。
道北に住んでいないとなかなか行きにくい場所ですが、行く価値はあると思います。
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