神奈川県鎌倉市。
かつて鎌倉幕府があり、今においても歴史的な建物が数多く保存されている古都です。
そんな鎌倉は6月になると多くの場所でアジサイの花が咲きます。
なぜ鎌倉にアジサイが多いのでしょうか?
鎌倉は3方向を山に囲まれているうえ、土壌が脆く崩れやすいそうです。
その対応策として地面にしっかり根を張れる大きすぎない植物を探した結果、アジサイが選ばれたそうです。
「アジサイ寺」として有名な明月院を始めとして様々な寺社にアジサイが咲いています。
そのなかでも一条景観山荘には水の上にアジサイを浮かべた「花手水」を見ることができます。
一条景観山荘は江戸時代初期に京都で建てられた一条家の茶室を鎌倉に移築したものです。
茶室のほか庭園があり、アジサイを始めとしたさまざまな植物を鑑賞することができます。
一条景観山荘に入るとすぐに立派な枯山水が見えてきます。
建物には木がふんだんに使われており、辺りは木の香りに包まれています。
ふと足元を見るとアジサイの花手水が!
アジサイがあえて隅にぽつんと置かれているのに味を感じます。
カニは模型です。
茶室の建物を抜け中に入ってみましょう。
中では庭園が広がっており、足元は苔で黄緑色に染まっています。
歩いていると再び花手水を見つけました。
アジサイ以外でも様々な花手水があり、飽きさせません。
庭園内はとても静かで落ちついた空間です。
中には小さな川があり、雰囲気をよくしてくれています。
また、カニがいますね。
庭園の中央部には東屋があり、周囲には様々な色のアジサイが咲いています。
右側にはカメラを置く台があり、東屋に座ればアジサイと一緒に写真を撮ることができます。
外からは茶室を覗くこともできます。
事前予約が必要ですが、山荘の内部を見学することもできます。
こちらは「かふぇ楊梅亭(やまももてい)」
白玉あんみつや季節のスイーツなどを食べられるカフェです。
庭園を眺めながらのんびりすることができます。
青を基調とした花手水。
6月は雨が多い時期なので、水に浮かぶ花手水はよく似合います。
一条景観山荘は四季折々の景色を楽しめます。
梅雨時以外では秋の紅葉が特に綺麗だそうです。
HPでは新緑や紅葉の状況や花の見ごろ時期の詳細が記載されていますので、ぜひ見てみてください。
付近の道路は狭く、混雑するので公共交通機関での訪問をオススメします。
鎌倉駅から京急バス(23・24・36系統、いずれも4番乗り場)に乗り、浄明寺バス停で降りてください。乗車時間は約15分です。
浄明寺バス停からは徒歩2分で到着です。
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