山口県西部のオススメ観光スポット9選!海と山と大自然を感じよう!

山口県

本州最先端の山口県。戦国時代は毛利氏の居城として知られ、幕末・明治時代には多くの偉人たちを輩出した場所です。

ぞんな山口県には魅力あふれる観光スポットがたくさん。

今回は下関市と長門市の観光スポットを紹介します。

海沿いの風光明媚なところが多く、ドライブに最適です!

1.関門トンネル人道

山口県の下関と福岡県の門司を結ぶ関門海峡。

この関門海峡、歩いて渡れるということを知っていますか?

それがこちら・・・

ここからエレベーターで下に降りるとトンネルがあります。

このトンネル、全長780mの歩行者用トンネルで、日本では唯一の歩いて渡れる海峡です。

また、自転車や原付も手押しに限り通行ができます。

中央には県境の印が・・・

県境を越えるタイミングもバッチリわかります(笑)

海の下を歩いて本州と九州を渡るのはとても感慨深いです。

 

実はこのトンネル、地元の人達の絶好のジョギングスポットになっています。

確かに、雨や強い日差しの影響を受けませんし、信号や車もなく安全ですからね~

また、歩行者の他に自転車と原付も通行することができます。しかし乗ることはできず、手で押しての通行となりますのでご注意ください。また、20円の通行料がかかります。

 

鉄道や自動車が発達し、本州と九州の往来も楽になりました。そんな現代だからこそ、敢えて歩いて渡るというのも面白いのではないでしょうか?

~アクセス~

山口側

・車:中国自動車道下関ICより約7分。無料駐車場あり。

・バス:下関駅より約12分、御裳川(みもすそがわ)下車後、すぐ。

福岡側

・車:門司港駅より約7分。無料駐車場あり。

・バス:門司港駅より約17分、関門トンネル人道口下車後、すぐ。

2.壇ノ浦古戦場

源平の戦いの最後の舞台となった場所が、ここ壇ノ浦です。

先ほどの関門トンネル人道の下関側の入り口の目の前に、その古戦場はあります。

周囲はちょっとした広場になっており、壇ノ浦で戦った源義経と平知盛の像があります。また、大河ドラマ義経に出演した、滝沢秀明さんと中越典子さんの手形も設置されています。

すぐ横には大砲がいくつも並べられています。

これは幕末に起きた下関戦争の時に使われた大砲のレプリカで、当時大砲を作っていた安尾家に伝わる20分の1のサイズの模型を参考に作られたそうです。

多くの船が通る関門海峡。今も昔も船の重要地点です。

~アクセス~

・車:中国自動車道下関ICより約7分。無料駐車場あり。

・バス:下関駅より約12分、御裳川(みもすそがわ)下車後、すぐ。

3.火の山公園

関門海峡のすぐ近くにある標高268mの山です。昔、九州での急を都に伝えるためののろしを上げていたことが山の名前の由来だそうです。

ここのイチオシは眼下に見られる絶景!

関門海峡を行き交う様々な船や、橋の上を走る車、下関の市街地や門司を見渡せる展望スポットです。

夜景も美しく、日本夜景遺産に認定され、1000万ドルの価値があると言われています。

山頂へは車のほか、ロープウェイでも行くことができるので、誰でも景色を楽しめます。

そのほか、ハイキング用の道も整備されており、自然を楽しみながら登ることもできます。

~アクセス~

・車:下関駅から山頂まで20分。無料駐車場あり。

・下関から国民宿舎前行きバス15分「火の山ロープウエイ」下車。山頂までロープウェイ4分。

※ロープウェイは片道310円、往復520円です。

4.毘沙ノ鼻

下関から北に進むこと約20キロ。

本州で一番西にあたる場所です。

駐車場からはこのような道が続いています。

なんだかワクワクしませんか?

この道を進むと・・・

このような広場があります。

カメラを置くスタンドが設置されており、左の灯台のモニュメントと記念撮影ができます。

この展望台から眺める景色は・・・

眺められるのは一面の大海原!

地球のスケールの大きさを感じられる場所です。

正面に見える島は蓋井島という人口80人ほどの小さな島です。

蓋井島は山口県の最西端になります。

西に向いている展望台なので、どの時期でも海に沈む夕日を眺めることができます。

晴れた日の夕暮れにぜひとも行きたいですね!

~アクセス~

車:下関市街地より約40分。無料駐車場あり。

※公共交通機関でのアクセスは困難です。バスが吉母港まで通っていますが、そこから毘沙ノ鼻までは3.5kmあります。

5.福徳稲荷神社

毘沙ノ鼻から国道191号線を北に進んでいくと、このような大きな鳥居が突然見えてきます。

この先は急坂、一気に高度を上げていきます。

坂の途中で振り返ると海が一面に広がっています。

午後になると西日を受けて写真のようにキラキラと輝きます。

坂を登った先には・・・

この一面朱色な神社が、福徳稲荷神社です。

開運、商売繁昌、家内安全、航海安全、そして豊漁のお稲荷さまとして親しまれており、古歌で「長門なる稲城の山の姫あやめ時ならずして如月に咲く」と詠まれているほど、由緒の古い神社です。

本堂からも海を眺めることができます。

ここも夕日がきれいな場所です。

千本鳥居と呼ばれる、びっしりと並んだ鳥居。

とにかく朱色が似合う神社です。

~アクセス~

車:下関市街地より約50分。無料駐車場あり。

鉄道:山陰本線湯玉駅より徒歩20分。

6.角島大橋

角島大橋は本土と角島とのアクセス向上のために造られた橋で、2000年に完成しました。

北長門海岸特定公園に位置することもあり、周囲の景観に配慮した構造となっています。

その美しさから様々なCMに起用され、それと共に知名度が上がって行きました。

2015年には「口コミで選ぶ日本の橋ランキング」で見事1位に輝いています。

橋のすぐ横に展望台が設置されており、橋を行き来する車を横目に海のさざ波を味わうことができます。

夕方になれば角島に沈む夕日を見ることもできます。

夜の角島大橋。

街灯に照らされてオレンジ色にある橋。

普段とは違う姿を見せてくれます。

角島側から眺める角島大橋。

こちらは人が少なく、おすすめです。

橋の向こうの本州の山々が印象的です。

 

前述のとおり、今ではすっかり有名になった角島大橋。

駐車場と展望台は整備されているものの、訪れる人の多さに対応できなくなりつつあります。

特に1枚目のように角島大橋を見下す写真が撮れる場所は一般道路です。

地元の人の車が行き交うところなので、迷惑にならないよう充分配慮しましょう。

また、大型連休中は周囲の道路が大変混雑し、夕方には下関市街地方面は大渋滞が発生することもあります。

訪れる際は時間に余裕を持ってください。

~アクセス~

・車:下関市街地より約1時間10分。中国自動車道美祢ICから約60分。

・バス:山陰本線滝部駅・特牛駅から「尾山憩の家」行きに乗り「ホテル西長門リゾート入口」で下車。又は山陰本線阿川駅から「島戸」行きに乗り、「ホテル西長門リゾート入口」で下車。底から徒歩10分。

7.東後畑棚田

日本海を眺められる棚田です。広さは約600ha。

この辺の海はイカがよく獲れるため、日が沈むとイカ釣り漁船の漁火が無数に輝きます。

その美しさが人気の撮影スポットになっています。

もちろん棚田も、四季折々で様々な姿を見せてくれます。

季節や時間を変え、何度も訪れたい場所です。

写真は5月のゴールデンウィークに行ったものです。

田植えはまだなものの水が張られ準備がされていました。

遠くには海が見え、棚田としては珍しく開放感がある場所だと感じました。

~アクセス~

・車:長門市駅から約25分。中国自動車道美祢ICから約60分。

8.元乃隅神社

青い海を背景に連なる、123基もの赤い鳥居が美しい神社です。神社と言いつつも、宗教法人に加入していない「個人の所有物」だというのですから驚きです。

2015年にアメリカで「日本の最も美しい場所31選」として紹介されたのを機に一躍有名となりました。

今では多くの観光客が訪れています。

鳥居に設置された日本一入れづらいという賽銭箱です。高さ4mのところにあり、投げ入れることができれば願いが叶うと言われています。

そのため、周辺には賽銭が散らかっています(笑)

下からの眺めはこのような感じです。

連なる鳥居がまるで線のように伸びています。

海の方まで行くと、水しぶきが上がる場所があります。

これは「龍宮の潮吹」と呼ばれており、この神社の名物の1つとなっています。

崖下の洞に海水が勢いよくぶつかり上に上がるために見られる現象で、晴れた日には虹も見え、とても綺麗です。

 

元乃隅神社訪問にあたって気を付けないといけないのが渋滞です。

特に3連休やゴールデンウィークなどは大変混雑し、駐車場に停めるまで数時間待たされることもあるそうです。

実際私がゴールデンウィークに行った際、15時ごろで3キロほど駐車場待ちの渋滞がありました。周辺の道路は狭く、引き返すことも困難です。なるべく日中は避け、早朝や夕方に行くことをお勧めします。

※私が訪れてた後に駐車場が拡大したそうです。しかし、人気の高さは相変わらずなので、今後も混むのは続くでしょう。

 

~アクセス~

・車:長門市駅より25分。中国自動車道美祢ICから約60分。

駐車場116台あり。駐車料金が最初の1時間で300円、以降1時間ごとに100円かかります。

9.千畳敷

元乃隅神社から車で約10分、急坂を登った先、丘の上にある広々とした場所が今回紹介する千畳敷です。

標高は333m、風がよく吹くため、風車がいろいろなところに設置されています。

一面に広がる牧草地、眼下に迫る海と、別世界のような空間が広がっています。

晴れた日には青海島をはじめとした様々な島も見えます。

かつてフォードの自動車のCMやポスターの撮影地にもなったそうです。

奥に見えるのは売店。軽食やソフトクリームなどが売っています。展望台も併設されており、眺めは抜群です。

また、キャンプ場もあり、夏を中心にキャンプを楽しむこともできます。

標高が高く周囲に目立つ明かりは無いため、絶好の天体観測ができる場所になります。

キャンプ場のURLは↓になります。

千畳敷高原キャンプ場 | 山口県長門市観光サイト ななび山口県長門市観光サイト ななび
標高333mの高台にある千畳敷に設けられたキャ&#12...

広場の端にはハマユウ・ツツジ・サザンカ・ツバキなどの花も咲いています。

 

~アクセス~

・車:長門市駅より25分。中国自動車道美祢ICから約60分。

200台収容の無料駐車場あり。


今回、山口県の下関市と長門市の海沿いの観光スポットを紹介していきました。

この辺は綺麗な海や起伏の富んだ山に囲まれ、自然豊かで景色がとても美しい場所です。

今回紹介できませんでしたが、近くには他にも秋吉台や萩などの観光地もあります。

都会の喧騒から離れゆっくりしたい人や、自然が好きな人にはおすすめの場所だと思います。

 

 

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