3月も中旬を迎えると、冬の寒さは抜け、穏やかな日々が続くようになる。
世間では桜の開花予報が流れ始め、いよいよ春が来ることを感じさせる。
しかし、桜より早く咲く花がある。そう、梅である。
地域に寄るが、梅の花は2月下旬から3月中旬頃が見ごろだ。
そこで青梅市の梅の公園に行き、梅を見てくることにした。
素晴らしい晴天のなか、ピンクの梅が可愛らしく花を咲かせている。
ちょうどいいタイミングに来れたと思う。綺麗な花が咲いていた。
こちらはサンシュユという花らしい。
こちらも満開だった。
梅の花は白やピンクなので、その中にあるサンシュユの花はかなり目立っていた。
地元の人々が集まって、のんびりとした時間を過ごしている。
ところで、ここの梅はどれも小振りなのにお気付きだろうか?
ここの梅は2009年に「おすすめの梅の名所ランキング」で日本一を獲得するほどの名所だった。
しかし同年4月、青梅市の梅から「ウメ輪紋ウイルス」という病気が確認され、根絶のために市内の梅の木を伐採することになってしまった。
その後2016年に梅の木の再植栽が出来るようになり、現在ここには1200本以上の木が植えられている。
かつては一面に立派な梅の木があったのだろう。
ご覧のように植えられて5年しか経っていないので、木々は小さい。
それでも立派に花を咲かせているのだ!
来年はさらに成長した姿を見せてくれるだろう。
梅に限らず様々な植物があるのがこの公園の特色なのだろう。
園内は傾斜があり、足腰が鍛えられる。
道の多くがスロープになっているので、ベビーカーや車イスの人でも園内をまわることはできる。押す人は大変かもしれないが…
遠くには家や山を見渡すことができる。
解放感は抜群だ。
所々にベンチがあり、座って休むことができる。
梅園の入り口で買った弁当を食べることにした。
ピクニックに最適だと思った。
下を見ると水仙の花も咲いていた。
長い冬が終わり、色とりどりの花が咲いている。
春を感じられる場所だ。
花見を終え、小休止がてらおやつを食べることにした。
日向和田駅方向に向かって歩く。
道沿いには梅の木が植えられている。
こちらも最近植えられたものだろう。小振りであった。
梅の公園から歩くこと10分、紅梅苑という店に入ることにした。
梅の風味をいかした和菓子やカステラなどを販売しているほか、食事することもてきる。
店名物のくずきりを注文した。
冷たくあっさりとしたくずきりが、梅の風味と絶妙にマッチしている。
梅の実は味がしっかり染み渡っていた。
950円とやや高めだが、季節を感じられる良いものだった。
梅の公園は再出発し、少しずつ歩み始めている。
来年、木々はもっと成長しているのだろう。
我が子の成長を見守るのと同じで、来年の梅の時期を楽しみに待ちたい。
✡️アクセス
梅の公園…青梅線日向和田駅より徒歩15分。公園前に有料駐車場あり(500円)。セイムス青梅梅郷店近くに臨時の無料駐車場あり。
紅梅園…青梅線日向和田駅より徒歩5分ほど。駐車場あり。
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